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マット・DE・Y-JO【一般職(内勤・スタッフ)】柳山隼人さんのインタビュー記事
マット・DE・Y-JO 2009年入社
柳山隼人 (36歳)
一般職(内勤・スタッフ) 前職:経理 ⇒ フリーター
借金生活のフリーターが、やがて手取り年収500万円に。“上に行ける”環境が嬉しい
この記事のポイント!
簿記の専門学校を出て、一般企業に就職。順調なはずが……
地元は相模原です。簿記の専門学校を出た後、経理の仕事をしていました。ところが1年で辞めてしまって。
20歳という年齢もあったんでしょうが、退屈だったんですよね。このままお金の計算と事務をして日々が過ぎていくのかと思うと、やりきれないなと。もう少し楽しく働きたいと思って、カラオケボックスでアルバイトを始めたんです。
フリーターとして……3年半ぐらいですかね。カラオケ店を転々としていました。その頃はおもしろければ良いという感じで、何も考えていなかった気がします。
で、だいたい想像つくと思うんですけど、そんなナメた態度で人生に向き合って、うまく行くはずないんですよね(笑)。どんどん生活がだらしなくなっていって、最後は貯金がないどころか、借金まで作るようなありさまでした。
「何とかしなくちゃ」
気が付けば24歳ですよね。このままずるずるフリーターを続けたら、ロクな30代にならない気がしました。それに借金も早く返したいし、稼ぎの良い仕事に就きたいとなった時に、この業界が頭に浮かんだんです。
朝からお客様が引っ切りなし。「ここなら間違いない」
そこでなぜ『マット・DE・Y-JO』に決めたかというのは、“人気”です。当時すでにオープンから3年ぐらい過ぎていたんですが、面接で訪れたら、ロビーからもうお客様が引っ切りなしという感じなんですよ。「すごいな」と。
「いつもこうなんですか?」
「ん?まあ普通かな」
何を置いても「まず収入!」という感じだったんで、これだけの人の入りなら、まずそこは間違いはないだろうと(笑)。もうその時点で、お世話になろうと決めてしまったんです。
入社後業務は少しずつ教えていただけました。最初の1か月は、備品の管理やルームの清掃のみという感じでしたね。ウチは回転が速いんで、ここもキャストさん任せじゃないんですよ。お客様が退室したら、即スタッフが清掃に入ります。
「新人さん?」
「あ、はい。柳山です」
「がんばってねー」
最初からこんな風にコミュニケーションが図れるんで、ありがたかったですよね。何しろ仕事で女の子と話すような機会はありませんでしたし、どちらかと言うと、接するのが苦手でしたから。
一通り業務を覚えたら“適材適所”。“頼りにされる”は心地良い
1か月もしたら電話も取らせていただけるようになって、フロントでのご案内もするようになって。Web周り、出入金の管理と覚えて、一通り業務をこなせるようになったのが……だいたい1年ぐらいですね。その後あっという間に12年ですから、よっぽど居心地が良かったんだと思います(笑)。
今はWebの責任者という立場なんですが、これは社の方針です。基本的なことが全てできるようになったら、“適材適所”で仕事を任せてもらえるんですね。僕は写真の加工や補正がわりにうまくて、人より作業も早かった。なので「じゃあそこは柳山君見て」と。
ここに入るまでは“パソコンもまあ触れる”というぐらいで、好きというわけでもなかったんですけどね。先輩と社長が働きぶりを見て「向いてるんじゃないか」と道筋を示してくれました。
接客に長けている人はホールのリーダー、お金計算がしっかりできる人は経理のまとめ役という形で、それぞれが能力を活かせる感じです。やっぱり“頼りにされる”というのは、心地良いですよ。やりがいに繋がります。
『簿記1級』を持っている僕が経理じゃないのが、おもしろいところですよね(笑)。何が得意なのかって、案外自分ではわからないのかもしれません。その意味でも、先輩や社長にはすごく感謝しています。
手取り年収500万円。役職がない自分でも、ここまで行ける
そして『マット・DE・Y-JO』の何より良いところは、スキルを習得する度に、その分だけ手当を付けてくれるんです。フロントに立てるようになったら、お金の管理ができるようになったらという形で、2~3万円ずつ月給が上がっていく。早い方は毎月昇給するので、驚くぐらいだと思います。
借金?(笑) それはすぐに返せました。僕も給与は順調に上げてもらえましたし、独身なので、逆にかなり余裕もできましたよ。今手取り年収500万円ぐらいですから。
何の役職もなくてこの額って、なかなかでしょう? ここはもう社長の考えですよね。利益はきっちり分配してやりたいという……。
簡単に「OK」は出ない。でも気持ちはゼッタイに買ってくれる
とは言え、社長が僕の仕事に満足かと言ったら、それは違うんだろうな、というのは感じています。未だにお店の最後のところは、社長が切り盛りしていますからね。「12年もいて店長ぐらい目指せよ」と言われても、仕方がないんです。
もちろん社長がそれを口にすることはないですよ。僕自身が「人の上に立つタイプじゃないな」というのは感じていて、社長もわかってくれていますから。
ただ何と言えば良いかな……、そうじゃない人は「もっと展望が開ける会社なのかな」と思うこともあるんです。ウチはべつに“風俗限定”というわけではなくて、それこそボクササイズジムも運営し、美容院も出しという形で、才覚さえあれば何でもできるんですよ。独立支援制度だってあるんです。
だからもしスタッフが企画書や事業計画書なんかを持ってきたら、社長はきっと「お」って、一目置くと思います。当然事業家としての目は超シビアなので、そんじゃそこらの提案では首を縦に振ってくれませんけどね。
でもゼッタイにまず、その“気持ち”を買ってくれますよ。そしてアイデアとして何が弱いかとか、計画のどこに穴があるかとか、どんな勉強が足りないかというのを、くわしくアドバイスしてくれるはずです。ここはそういう方にこそ、向いている組織だと感じるんです。「一旗揚げたい」とかですね。
僕を使うぐらいの後輩が来てくれたら良いですよね(笑)。冗談抜きに、ワクワクしちゃいます。とにかく一度、社長に会ってみてほしいなと。働き方への思いは様々でしょうけど、きっと話すだけで、色んな勉強になりますから。僕もまだまだ、毎日が学びの日々です。
(インタビュー:松坂治良)
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